2012/02/23

鹿刺しと放射能

師匠にガイガーカウンターと河川の放射能濃度の資料を貸しにいったところ代わりに鹿肉をいただきました。放射線測定器具と資料が普通にやり取りされる世の中、鹿肉は放射性物質が不検出の山へ獲りに行ったものだそうです。こんなふうに生活のいたるところでやるせなさを感じる今日この頃です。
安全とのことで、刺身に調理していただきました。最高にうまいのは言うまでもありませんが、精肉されていない肉はなかなかに生々しく、まぎれもない命の痕跡を目にする事ができます。日頃忘れかけている、命をいただいて生きている事を思い出しました。
命のみなぎる鹿と放射能、複雑な思いの夜です。