海無し県民の悲しい性か、いくつになっても海が恋しい三十路の二人。
海沿いを走り、釣り糸をたれ、焚き火をして酒を飲む。
釣りに没頭したおかげで、買い出し時間があまり取れず、釣った魚中心の脂の無いヘルシーな食事に。走り疲れた体には脂っこくわかりやすいウインナーのような味の物が欲しい事に食事の途中で気付く。
しかし、時すでに遅し。飲酒運転になってしまうため、追加の買い出しはあきらめ、翌日の栄養はお酒に頼ることに。
程よい二日酔いで目覚め、朝からラーメンを作る。サッポロ一番。ぐんまの味。
帰りは海沿いで温泉に浸かり、353線沿いの段々畑をにわか雨を堪能しながら眺める。
眠気をこらえ三国峠を下るころには脂分が底を付き、コンビニでチョコを補給。
ヘトヘトに疲れたが、共通の親友が帰郷とのことで、夜はお好み焼き屋で一杯。
連休の残りは家族に奉仕すべしと囁く白い自分。
いやいや、まだこの連休にイワナちゃんに会ってないぞと囁く黒い自分。