2015/08/26

湾岸小旅行

週末、恐竜博を見学するため幕張を訪れる。

私が小学校の時にも恐竜博があり、完成したての幕張メッセを訪れた記憶がある。当時はまだ幕張メッセ以外にはたいして建物がなかったように思う。きちんと恐竜に触れたのも初めてであれば、現代建築に触れたのもその時が初めてだったのかもしれない。(と書きながら、初の現代建築は群馬県立美術館だと気づいたが、こちらは幼稚園の散歩コースであまりに身近だったため、建築として認識していなかったように思う。)
表向きは息子を喜ばせるために企画した恐竜博見学だったが、自分が見たかったというのが本音のところ。恐竜への興味はあの当時から失っていない。また、懐かしい幕張を久しぶりに訪れてみたいというのも本音の一部。
懐かしいというのは小学生の時のそれもあるが学生時代の思い出の部分が大きい。
学生時代と社会人の数年を幕張からバイクで30分の所に下宿していた私は、釣りのために良いシーズンになれば毎晩のようにこの近辺をウロウロしており、幕張もそのウロウロの1箇所だった。主なターゲットはシーバスで、ルアーロッドを肩に背負い、バイクで湾岸巡りをしていた。
夕食までの間、息子を連れ竿を持って懐かしのポイントへ散歩。かれこれ10年ぶりの海。ああ、こうだっけ、こんなだっけという少しの記憶違いはあるが、海の景色や海からの町並み、橋の手摺、テトラポッドの並べ方、釣りをしているおじさんの雰囲気、夕日、匂い。なにをとっても懐かしい。思い出の中で息子と竿をふる。10年前には思いもよらなかったこの時間、私にとってはかけがえのないものとなった。
翌日は、大きいモノ繋がりで、スカイツリーに行くことに。初のスカイツリー。想像を超え・・・ない景色に正直あまり感動はなかった。大人になるとはこういうことか。いや、超超超情報化社会の昨今、事前情報が多すぎて、想像というよりはすでに体験をしてしまっているのではないか。切に望む、貧情報化社会への回帰。
情報化やテクノロジーに触れたからか、そういったものとは真逆にありそうなものが食べたくなり月島でもんじゃ焼きを食す。私達家族にはこっちの雰囲気のほうが良い。帰りに道を聞いたおじいちゃんには逆を教えられ、そういったユルいインフォメーションにも癒やされる。
近場の家族旅行。色々と感情が動いた2日間。