2015/09/30

9月の旅行

家族でドライブに。
懐かしのデリカスターワゴンを借り、車中に3泊。

初日は夕食と風呂を済ませ、夜出発。走り続けて日付の変わった1時には福井に入り就寝。

2日目、京都まで走り、妻の希望で天橋立に立ち寄る。混雑のため有名な上からの景色は諦め、天橋立を自転車散策。白砂青松の浜辺を満喫。
続いて伊根の舟屋を見学。日本有数の鰤の漁場。釣りバカ日誌でも鰤を釣るシーンがあったように思う。今の舟屋が出来たのは、昔すごく鰤が豊漁の年があり、その鰤バブルの恩恵で漁師さんが2階建を建てたためだと聞いた。舟のビルトインガレージ。波が穏やかな湾奥ならではの風景なのだろう。10年以上前から見たかった景色が見れて満足の私は、更に贅沢な時間を。伊根の舟屋をバックに釣りをする。夢を叶え次なる目的地を目指す。
夕暮れを迎えたところで、キレイな公園を見つける。今晩はここで夕食。先程釣った魚を食す。

翌日は息子の希望で福井県立恐竜博物館へ。黒川紀章氏の設計の博物館、私は密かに建築見学。勝山市街を山あいに折れたあたりから、ピカピカの丸いドームが森の中に見えてくる。子供じゃなくても大きな恐竜の卵を連想し、わくわくしてくる景色。建築内部は地下への動線であるエスカレーターが4層を貫く大きな吹抜け空間が出迎える。エスカレーターを中心に完全なシンメトリーを成す空間はテクノロジーを感じさせ、それが恐竜という存在とうまく対比していると思う。また、地下に伸びるエスカレーターを降りる行為は化石が埋まる地中に潜るようで展示に対する期待感を増長してくれた。展示内容は盛りだくさんで、旅で疲れている体で見るのは少々勿体無いように思えた。

ついでに近くにオープンしたデイノパークにも寄る。森の中に動く原寸大の恐竜が展示してある施設で、これはこれで面白い。近くの公園でも遊び、恐竜づくしの時間を終える。


九頭竜川沿いを日本海まで下る。九頭竜川は激流、大鮎で有名な川。初めて見た憧れの川にちょっと感動。この日も多くの鮎師を見かけたが、さすが九頭竜。どの釣り人も釣り姿が美しく思えた。この川に恥じない釣りが出来るようになった暁には挑戦しようと思い今回は我慢我慢。

翌日、新潟まで海沿いを走りながらのんびり砂浜で過ごす。キス釣りもしたが、長男が最後まで頑張り、最後に大きなキスを釣り上げる。今回の旅で何度か釣りをしたが今までと違って飽きることなく釣りを続けられた長男。一つのことに少しは集中出来るようになったようで嬉しく思う。今回の旅での一番の収穫だと思う。

子供が生まれてからの旅行で宿泊施設を利用しなかったのは今回が初めてだが、宿を利用した時に比べて四六時中家族に意識が向いており、その感覚が非常に貴重な時間になったように思う。
もちろん宿でのんびりも良いし、今回みたいな旅も良い。

今夜は次はどこへ行こうかと家族で話したい気分。