少子高齢化の大波は容赦なくに数年後には日本を丸呑みにするようだ。小売業等はモロにその波を受けると思う。私共の業界もハウスメーカーや設計施工の工務店といった、年間着工棟数で維持している会社は非常に厳しいように思う。
では設計事務所はどうなのか。良くも悪くも元々がニッチな業界のため、市場全体が縮小しても、それほど大きな影響は受けないように思う。しかし、工事請負業者の職人不足、業者そのものの減少により、図面を描いても工事が出来る業者が見つからないといった事態は十分に考えられる。一人でも多くの若い職人が育つような環境を設計事務所や工務店の垣根を超えて業界全体で構築して行くことが急務なように思われる。