先日、会の先輩に声を掛けていただきお茶席へ。
茶席と言うと、なんとも堅苦しいイメージを受けるが、そんなことはまったく無かった。
お茶をいただく前に、お食事とお酒をいただくといった趣向。
ご亭主に色々と教えていただきながら、食事とお酒が進んでいく。色々な作法があるようだがどれも美しく感じた。最後のお茶に到達する前に皆で1升をあける。
身も心も満足し、なんとも心地良いままにお茶の時間になる。
緊張感のある濃茶の時間。その後は薄茶をいただきお開きに。
昔、本来お茶の席というのは堅苦しいものではなく、楽しんでくつろぐものといったような内容の本を読んだ記憶があるが、この時間はまさにそれであった。それには最低限の作法というかマナーが無いとすべてが台無しになることは言うまでもないが。
ご亭主は今の茶はお点前ばかりがクローズアップされ、本質的ではないとおっしゃっていた。素人の私が気持ちよく過ごせたのはご亭主の気遣いあっての事で、それこそが茶なのではないかと感じられた。