2011/07/09

現代人

あの日、大学のゴミ置き場のわき道を友と歩いていると、彼は立っていた。
モノに不自由しない現代、彼はピッカピッカにカッコつけ、何でも手に入るような顔をして立っていた。しかしどこか淋しそう。何かを忘れてきたのだろうか。忘れてしまったのだろうか。少しうつむき佇んでいた。


大学のゴミ・針金・ペンキ