2013/11/26

ゆるまる家の設計を通して

ゆるまる家のオープンハウスですが快晴に恵まれ11月23日に開催しました。
多くの方々にご来場頂き賑やかな一日となりました。ありがとうございました。

ゆるまる家の「住まい」としての仕事がいよいよ始まります。いつまでも元気でいてくれることを願います。また、会える日を楽しみにしています。

今回の設計を通して、日本の街に対してどのように佇む家を作るかを再度考えさせられました。ゆるまる家は正面に障子を設けることで、夜には街に対して明かりを落とします。私が幼少の頃は夕げの支度が始まる時間、住宅地にはそこかしこに温かい光がありました。現在はご近所付き合いの関係やプライバシー、防犯といった言葉がひとり歩きしてしまったからか、あまり温かい光のある風景を見なくなったように感じます。
家々が昔のように少しずつ光を街におすそ分けすることでホッとするような、心にあるような原風景と共に本当の意味で豊かな生活が帰ってくるのではないでしょうか。