前橋市の中心市街から北に数キロのこの現場は、深さ2~3メートル前後で非常に強固な地盤が出ます。歴史を紐解くとこの硬い地盤はその昔の利根川の川底とのこと。現在は中心市街から見て西を流れる利根川が以前はこの辺りを流れていたと聞いてもいまいちピンときません。
しかし実際に地盤調査で硬い盤に当たったのを目の当たりにするとまるでその当時の河原に立って調査機械を動かしているように感じます。その土地により様々な地盤があり、悠久の時をかけて積もった堆積物の中を地中深くまで進む地盤調査はまるでタイムマシンのようです。