研究室へ伺った翌日、せっかくなので早起きして昔よく通った海で２時間ほど竿を振る。大学から３０分ほどのこの海には何度来ただろうか。社会人になってから地元に帰るまで時期によっては毎日通っていた。残業で終電で帰り、そのまま海に行き少し寝て出勤といった生活もしていた。
１０年振りの海。対岸に富士山、大都市の町並み。街で感じたような変化はあまりなく時が止まっているかのようだった。唯一スカイツリーが時はやはり動いている事をそっと主張しているかのようでもあった。
残念なのは立入禁止になっているところが増えたように思う。昔は港湾もどうぞ、どうぞな感じがしたが、今はなかなか難しい様子。
様々なところで一種の緩みがなくなっていく。ルールは大事だが、縛り付けすぎては皆自分で判断しなくなる。
あいにくの強風で誰もいなく、シーバスにも会えなかったが、私にとっては有意義な時間が過ごせた。